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栄養素ガイド

妊娠中に特に重要な栄養素の推奨量・役割・食事での摂り方。 「つわり対策」「神経管閉鎖障害予防」など目的からも探せます。

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📋 栄養素タイプ

18 件表示

葉酸(μg/日)
妊娠中に必要量増加
妊娠初期に特に重要

神経管(脳・脊髄の元)の形成に必須。DNA合成・細胞分裂を支える。妊娠前から十分な摂取が重要で、妊娠4週頃(多くの場合妊娠に気づく前)には神経管が閉じる。

主な食品: ブロッコリー、枝豆、菜の花(なばな)、ほうれん草

(mg/日)
妊娠中に必要量増加

赤血球のヘモグロビン成分。酸素を全身・胎児に運ぶ。妊娠中は血液量が約40%増加し、胎児・胎盤にも鉄が必要なため需要が大幅増加。

主な食品: あさり水煮缶、牛赤身肉、小松菜、ほうれん草

カルシウム(mg/日)
妊娠中も推奨量維持

胎児の骨・歯の形成に必須。母体の骨密度維持にも重要(胎児が不足すると母体の骨から溶出)。筋肉・神経の正常機能にも関与。妊婦・授乳婦ともに付加量は設定されていない(厚労省 2025年版DRI)。

主な食品: 牛乳、プロセスチーズ、豆腐、小松菜

ビタミンD(μg/日)
妊娠中も目安量を維持
過剰摂取に注意

カルシウムの腸管吸収を促進し骨の形成を助ける。免疫調節・細胞分化にも関与。胎児の骨格形成・歯の発育に重要。

主な食品: さけ(焼き)、いわし、あじ、さんま

DHA・EPA(n-3系脂肪酸)(mg/日)
妊娠中も目安量を維持

DHAは胎児の脳・神経系・網膜の発達に必須。EPAは抗炎症作用。胎児の脳の60%は脂質で、うち15〜20%がDHA。妊娠後期〜授乳期に需要が高い。

主な食品: さば、いわし、さんま、ぶり

ヨウ素(ヨード)(μg/日)
妊娠中に必要量増加
過剰摂取に注意

甲状腺ホルモンの合成に必須。胎児の脳・神経系発達・基礎代謝の調節に関与。妊娠中は需要が増加。

主な食品: わかめ(乾燥)、焼き海苔(あまのり)、さば、いわし

ビタミンB12(μg/日)
妊娠中も目安量を維持

葉酸と協力してDNA合成・神経系の維持に関与。赤血球形成。神経管閉鎖障害の予防にも葉酸と共に重要。

主な食品: あさり缶詰(水煮)、さば、いわし、さけ

ビタミンC(mg/日)
妊娠中に必要量増加

コラーゲン合成(皮膚・血管・骨)。鉄の吸収促進(非ヘム鉄と一緒に摂ると吸収率2〜3倍)。抗酸化作用・免疫機能。

主な食品: 赤パプリカ、キウイ(黄肉種)、ブロッコリー、いちご

タンパク質(g/日)
妊娠中に必要量増加

胎児の全細胞・組織の構築材料。筋肉・臓器・ホルモン・酵素・抗体の原料。胎盤形成にも必要。

主な食品: 牛赤身肉、さけ・さば、豆腐、納豆

亜鉛(mg/日)
妊娠中に必要量増加

DNA合成・細胞分裂・タンパク質合成に関与。免疫機能・創傷治癒・味覚に必要。胎児の全身発育に広く関与。

主な食品: 牡蠣(水煮)、牛赤身肉、さば、豚赤身肉

マグネシウム(mg/日)
妊娠中に必要量増加

300種以上の酵素反応の補因子。骨形成・筋肉の収縮・血糖調節・血圧調節・DNA合成に関与。妊娠高血圧症候群の予防との関連も研究されている。

主な食品: 発芽玄米、納豆、豆腐、枝豆

ビタミンA(レチノール)(μgRAE/日)
妊娠後期に必要量増加
過剰摂取に注意

胎児の目・皮膚・免疫システムの発達に必要。細胞分化・上皮細胞の維持。骨の発達にも関与。動物性食品(レバー・うなぎ・バター等)に含まれるレチノール型。体内でそのまま利用される。

ビタミンA(β-カロテン)(μgRAE/日)
妊娠中も安全に摂取可

緑黄色野菜(人参・かぼちゃ・ほうれん草等)に含まれるβ-カロテンは、体内で必要量だけビタミンAに変換される。過剰摂取でも催奇形性リスクがなく、妊娠中も安全に摂取できる植物性ビタミンA源。

主な食品: 人参、モロヘイヤ、かぼちゃ、ほうれん草

ビタミンB6(mg/日)
妊娠中に必要量増加
過剰摂取に注意(サプリ)

アミノ酸代謝・神経伝達物質合成・免疫機能に関与。つわり軽減への効果(nausea/vomiting of pregnancy)が複数の無作為化試験で示されている(ACOG Practice Bulletin)。胎児の脳・神経系の発達にも関与。

主な食品: カツオ、バナナ、発芽玄米、さつまいも

ビタミンK(μg/日)
妊娠中も目安量を維持

血液凝固因子の活性化に必須。骨タンパク質(オステオカルシン)の活性化にも関与し骨形成を促進。新生児ビタミンK2欠乏性出血症(頭蓋内出血)の予防として、新生児にビタミンK2シロップが出生後に投与される(産科標準治療)。

主な食品: 納豆、ほうれん草、ブロッコリー、小松菜

ビタミンE(α-トコフェロール)(mg α-TE/日)
妊娠中も目安量を維持
過剰摂取に注意(サプリ)

強力な脂溶性抗酸化物質。細胞膜の不飽和脂肪酸の酸化を防ぎ、胎児の細胞保護に役立つ。血管機能維持・免疫機能サポート。

主な食品: アボカド、いわし、さば、アーモンド

カリウム(mg/日)
妊娠中も目標量を維持

細胞内液の主要な電解質。ナトリウムと拮抗して血圧を調整し、妊娠高血圧症候群の予防に役立つ。神経・筋肉の正常機能維持。むくみ(浮腫)の軽減にも関与。

主な食品: アボカド、バナナ、さつまいも、トマト

ナトリウム(食塩相当量)(g/日)
過剰摂取に注意(目標量未満に抑える)

体液の浸透圧・pH調節、神経・筋肉の興奮伝達に関与。ナトリウム自体の不足はほぼ起きない。妊娠中は過剰摂取を避けることが妊娠高血圧症候群・浮腫の予防に重要。

主な食品: 梅干し(高塩分:要注意)、塩鮭・塩漬け魚(高塩分:要注意)、たらこ・明太子(高塩分:要注意)、加工肉・ハム・ウインナー